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伊坂幸太郎さんの「火星に住むつもりかい?」を読みました。
長らく読書から遠ざかっていた方へ。この本は、社会の仕組みや人間関係について新たな視点を持てるて、文章は簡単なのに考えさせられるという小説の醍醐味が詰まった作品です。
こんな人におすすめ
- 伊坂幸太郎さんの作品が好きな人
- 伏線が張り巡らされてされている作品でなぞ解きをしたい人
- アイロニーに満ちた作品を読みたい人
気になる内容は?
「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」から濡れ衣などで「危険人物」と指定された者は捕まってしまいます。
様々な事件が起こる中で全身つなぎのヒーローが怪しげなボールで窮地に陥った人を助けていきます。
でも助ける人と助けない人がいるのです。
その差は何?そもそもこの人物は誰?そのボールは?
謎がありすぎて、登場人物全員が怪しく見えてきます。。。
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読んでみると、こんな発見があるかも
- エンタメ性と社会風刺が絶妙に融合しており、難しいテーマでもスラスラ読める
- 文体自体は面白いのにテーマが難しいという読み応えがある
- 著者自身が代表作と言っているとおり、伊坂幸太郎さんワールド全開なので、この本を端緒にいろいろ読み進められる
感想
前半部分は濡れ衣で危険人物と指定されてしまった人の捕まってしまうシーンなど辛い部分が多く、読みにくいと感じる人も、もしかしたらいるかもしれません。
ただ、伊坂幸太郎さんの作品などで伏線が張り巡らされていることは明らかなので、逃さないように読もうと必死でした。
この物語のシチュエーションは架空のものですが、現在のネットで匿名で意見が言えてしまい、誰かを傷つけていることやそれをたくさんの人が見ているのに助けない状況を表しているのだろうと感じました。
もっと読んでみたい!そんなあなたへ次の一冊
- 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
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