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「他人の価値観に振り回されず、自分らしく生きる強さに触れたい方へ。」

西加奈子『サラバ!』は、イランで生まれた圷歩が、石油会社勤務の父の転勤によって各国を転々としながら成長していく物語。
自由奔放な姉・貴子、海外生活、日本への帰国、恋愛、家族との衝突など、さまざまな出来事の中で歩は人生を重ねていく。
個性的な家族に翻弄されながらも、どこかで家族を愛し続ける主人公の姿が印象的だ。
“自分を縛っていた価値観との別れ”が、圧倒的な熱量とともに描かれています。
直木賞受賞作。
※忙しい平日で、本を開く余裕がない人へ
この作品は、Audibleなら通勤中や家事をしながら“ながら読書”できます。
初めての方は30日間無料で試せるので、”ちょっと聴いてみる”くらいの気軽さで大丈夫です。
気に入らなければ、期間内に解約しても料金はかかりません。
※「読む時間がないから」と後回しにしていた人ほど、Audibleは相性がいいです。
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「サラバ!」はこんな人におすすめ
- 人生観が変わるような長編小説を読みたい
- 家族や自己肯定感をテーマにした作品が好き
- 読後に自分の人生を振り返りたくなる作品を探している
「サラバ!」のあらすじ(ネタバレなし)
『サラバ!』は、個性的な家族に翻弄されながら育った青年が、自らの半生を振り返る中で、自分を縛り続けていた価値観と決別していく物語です。
圷歩はイランで生まれ、石油会社に勤める父の転勤によって海外と日本を行き来しながら育つ。
特に歩の人生に大きな影響を与えたのが姉の貴子だった。
自分の信念を貫き周囲と衝突する貴子の存在は、ときに歩を振り回し、ときに強く惹きつける。
目立たないように生きることを選んできた歩は、日本へ帰国した後も恋愛や人間関係の中で迷い続ける。
家族との距離感、自分の価値観、周囲との関係に悩みながらも人生は進んでいく。
やがて歩は、自分の人生そのものを見つめ直そうとする。
その過程で見えてくるのは、家族のこと、過去のこと、そして自分自身のこと。
壮大な家族小説でありながら、一人の人間が世界との向き合い方を変えていく成長物語でもある。
この作品が刺さった方には森絵都『みかづき』もおすすめです。教育で国を変えたいという強い信念を持つ人々の人生が、三世代にわたって描かれます。テーマは異なりますが、一つの価値観や信念に人生を懸ける人々の熱量は『サラバ!』にも通じるものがあります。
「サラバ!」が読みやすい理由
- 主人公の人生を追体験するように読める
- ユーモアがあり長編でも飽きにくい
- 個性的な登場人物たちが強く印象に残る
読む前に知っておきたい魅力と注意点
魅力
- 圧倒的な熱量で描かれる家族の物語
- 姉・貴子という唯一無二のキャラクター
- 読み終えるとタイトルの意味が深く胸に残る
注意点
- 上中下巻クラスのボリュームがある
- 登場人物の価値観に強いクセがある
- 物語が大きく動くまで時間がかかる
「サラバ!」の感想
僕はこの世界に左足から登場した――。
この小説の冒頭一文が有名。
表紙が個性的、冒頭一文も個性的。だから、主人公が破天荒なのかと思ったら、主人公は他の家族と比べていたって普通。
容姿端麗で家族(特に姉!)が目立ちすぎるから、自分は目立たないようにするコツを身に着けている、特徴のない男の子。
まず、姉・貴子の動向に目が離せない。
もしかしたら、有名な人って、自分らしく過ごしたかっただけであって、周りから押し上げられて意図せず有名になってしまった人もいるのかも。
そして、主人公・歩が順風満帆だったのに下巻である変化が訪れる。
人間臭くて、切なくて、胸にずんと来る。
この物語に対して、いろんなところで言われているからもう陳腐化しているかもしれないけど「圧倒的熱量で書かれた作品」。この言葉に尽きる。
この余韻は、文字だけでなく「声」で味わうのもありだなと思いました。
Audibleなら、登場人物の感情がより立体的に伝わってきます。
ルミエールのつぶやき
表紙が個性的すぎて、作者も個性的なイメージがあったから、文章も読みにくいのかも……と敬遠し続けていた作品。
そんなことない。めちゃくちゃ読みやすい!
そして、何よりも感動し、心に響いたのは下巻の見出し
ーあなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないー
私は自分の人生を自分で決めてきたという自負がある。だからこそ、この言葉に力強く背中を押された気がした。
読み終えた今、これまで読んだ小説の中でも、特別な一冊になったかもしれない。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 金城一紀「GO」
周囲から貼られたレッテルや価値観に抗いながら、自分は何者なのかを問い続ける青春小説です。
主人公のまっすぐなエネルギーと、「自分の人生を生きる」という強い意志は、『サラバ!』の歩がたどり着いた境地にもどこか通じるものがあります。
こちらも直木賞受賞作。
まとめ
『サラバ!』は、一人の青年の人生を描いた小説でありながら、読む人自身の人生にも問いを投げかける作品です。
家族との関係。
自分を縛る価値観。
過去との向き合い方。
読み終えたあとには、「自分は何に縛られていたのだろう」と考えたくなる。
長い物語だからこそ味わえる深い余韻がある。
人生の節目に読んでほしい一冊です。
Kindleでも読めます
『サラバ!』はKindle版も配信されています。
スマホやタブレットがあれば、気になったその日から読み始められます。

Kindleのメリット
何冊持ち歩いても荷物にならず、たくさん買っても置き場所に困らない!
Kindleのデメリット
紙の本をめくる感覚や、本を読んでいる実感は少し薄いかも…
Audibleでも聴けます
「気になるけど、読む時間が取れない」という方には、
まずAudibleで聴いてみる、という選択肢もあります。
無料体験中に合わなければ解約もできます。

Audibleのメリット
耳で聴けるから、通勤や家事の合間にも“ながら読書”ができる!
Audibleのデメリット
音声だけだと、細かい表現や漢字のニュアンスがつかみにくいことも…
『サラバ!』はAudibleで聴くと、歩の人生をさらに身近に感じられます。
ナレーション担当は俳優の松坂桃李さん!
イラン、エジプト、日本と舞台が移り変わる壮大な物語も、耳から入ることで自然に頭へ入ってくる。
長編だからこそ、通勤や散歩の時間を使って少しずつ味わえるAudibleとの相性は抜群。
まるで誰かの人生を隣で見守っているような読書体験ができます。





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