『震える牛』小説感想文|映画化原作-食品業界の闇に迫る社会派ミステリーの傑作【Audibleでも聴ける】

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「正義とは何か?」と問われたとき、あなたは即答できますか?
『震える牛』は、ただのミステリーではありません。
食品偽装、労働環境、報道と警察の関係…
現代社会が抱える闇に正面から切り込んだ、読みごたえ抜群の社会派小説です。

書籍の基本情報

  • 著者:相場英雄
  • 出版社:小学館
  • 出版年:2013年
  • ページ数:440ページ
  • 映像化:ドラマ化(2013年)

こんな人におすすめ

  • 社会問題を扱ったリアルな小説が好きな方
  • 警察小説・企業小説に興味がある方
  • 読みごたえのある物語に没頭したい方

あらすじ(ネタバレなし)

池袋の繁華街で発生した通り魔事件。
捜査にあたる元エリート刑事・田川信一は、奇妙な違和感を覚える。
やがて事件は、巨大流通グループの食品偽装と労働搾取、そして地方の畜産業界へとつながっていく。
一連の事件の背後にある“見えない力”とは?
正義を貫こうとする人々の葛藤と苦悩が交錯する、重厚なミステリー。

「震える牛」が読みやすい理由

  • 章ごとに場面転換があり、テンポが良く読みやすい
  • 専門的な話も丁寧に描かれ、背景を知らなくても理解しやすい
  • 社会問題に興味を持つきっかけになるストーリー構成

感想

一気読みしました。
ストーリーはフィクションですが、現実と地続きの問題ばかり。
特に食品偽装や格差の描写はリアルで、スーパーで何気なく買っている食材が、急に重く感じられます。
警察の内部事情、報道のあり方、巨大企業の倫理。
ミステリーとしての面白さに加え、読み終えたあとに「社会を知った気持ち」になる作品でした。
読み応え抜群です!

”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ

  • 『64(ロクヨン)』横山秀夫

ミステリーと社会問題を両方味わいたい方はこちらも読んでみてください。

感想記事はこちら

まとめ

「これは本当にフィクションなのか?」と疑いたくなるほどリアルな描写。
読むことで、日常の見え方が少し変わるかもしれません。
『震える牛』は、今の日本社会を知る上で価値ある一冊です。
警察小説・社会派ミステリーが好きな方は、ぜひ読んでみてください。

Audibleでも聴けます

この作品、実はAudibleでも聴けます。
社会派小説かつミステリなので、重く感じそうですが、登場人物がとても素敵なんです。その掛け合いをぜひ耳で味わってみてください。

Amazon.co.jp: 震える牛: (小学館) (Audible Audio Edition): 相場 英雄, 白石 兼斗, Audible Studios: Audibleオーディオブック
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