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この作品、名前はよく聞くけど
実際どうなんだろう?と思っている方へ。
ネタバレなしで、
読みどころと正直な感想をまとめました。
忙しい平日でも、
「読むべきかどうか」が3分で分かります。
愛する人を失っても、日常は続いていく――。
木皿泉の『昨夜のカレー、明日のパン』は、夫を病で亡くした一人の女性と、彼女の義父、そして周囲の人々が織りなす、静かであたたかな物語です。
「死」という喪失の中にも、ユーモアややさしさがあり、じんわりと心を温めてくれます。
書籍の基本情報

- 著者:木皿泉
- 出版社:河出書房新社
- 出版年:2013年
- ページ数:237ページ
- 映像化:ドラマ化(2014年)
こんな人におすすめ

- 家族や人間関係のあたたかさを感じたい方
- ゆっくり心に染み入る物語を探している方
- 重すぎないけれど、深いテーマに触れたい方
「昨夜のカレー、明日のパン」のあらすじ(ネタバレなし)

主人公テツコは、夫・一樹を若くして病気で亡くします。
彼と暮らした家には、義父・ギフと二人で住み続けることに。
テツコは仕事や友人との日々を過ごしながら、ふとした瞬間に夫との記憶が蘇り、笑ったり泣いたりします。
物語は、一樹の死から7年後までの出来事を、ゆったりとしたエピソードで綴りながら、時間が人の心をどう癒すのかを描いています。
👇この作品が刺さった方には、優しくユーモラスに生死を見つめる『TUGUMI』もおすすめです。
「昨夜のカレー、明日のパン」が読みやすい理由

- 短いエピソード構成なので少しずつ読み進めやすい
- 会話や描写が自然で、情景が頭に浮かびやすい
- 重いテーマながら、ユーモアや優しさが随所にあり、心が疲れない
読む前に知っておきたい魅力と注意点

魅力
- 喪失と日常の同居:
大切な人を失った悲しみと、日常の温もりが同時に描かれていて心に沁みる。 - ユーモアと優しさ:
重いテーマながら、登場人物の掛け合いや描写にユーモアがあり、読後感がやさしい。 - 短いエピソード構成:
少しずつ読み進めやすく、読書初心者でも気軽に手に取れる
注意点
- 大きな事件は少ない:
派手な展開よりも静かな日常描写が中心なので、刺激的な物語を期待すると物足りないかも。 - 喪失感がテーマ:
死や別れが根底にあるため、心情的に重く感じる読者もいる。 - ゆったりした時間軸:
物語は数年にわたる出来事を淡々と描くため、スピード感を求める人には合わない可能性がある。
「昨夜のカレー、明日のパン」の感想

この本の魅力は「悲しみと日常が同居している」こと。
テツコとギフのやりとりは、ときに笑いを誘い、ときに胸を締めつけます。
喪失感は決して消えないけれど、それを抱えながら生きていく姿は、とても人間らしく、美しい。
何度も「こうやって人は前に進むんだな」と感じさせられました。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 『キッチン』よしもとばなな
大切な人を失っても、日々は続いていく。優しい人に囲まれて少しずつ日々を取り戻す物語。
👇「キッチン」の感想記事ページは

まとめ
『昨夜のカレー、明日のパン』は、大切な人を失ったことがある人も、そうでない人も、心を揺さぶられる一冊です。
静かで温かい時間を過ごしたい夜にぴったり。
ぜひ、あなたの生活の中にこの物語を迎えてみてください。
ルミエールのつぶやき
ギフとテツコの関係性が緩やかなつながりで不思議な感じでした。
その二人の関係性はもちろん魅力のひとつなんだけど、それよりも周囲の人たちが個性的だし、優しい。
テツコの夫は亡くなっていて、悲しみが底にはあることもわかる。
でも、悲しさを前面に出すわけではなく、普段の生活を大切にする、悲しくても日々は過ぎていくので、今手にしているものを大切にしようと思わせてくれます。
連作短編の中で「ムムム」とその続きの「パワースポット」が好き。
何かを失ったと思っていても、それを活かせる方法があるし、周りの同じように悩んでいる人と接すると自分が持っているものに気づく。
「足るを知る」という言葉を思い浮かべて読んでました。
優しく穏やかに過ぎる日々の物語。静かな場所でゆったり読みたくなります。
次に読むならこちら





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