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「犯人は誰か」ではなく、「どうやって犯行は可能だったのか」。
東野圭吾『探偵ガリレオ』は、物理学者・湯川学が常識では説明できない事件の“トリック”に挑む、理系ミステリーの傑作です。
科学と論理で謎を解く爽快感と、短編ならではのテンポの良さが魅力。
テレビドラマ『ガリレオ』シリーズの原点でもある一冊です。
書籍の基本情報
- 著者:東野圭吾
- 出版社:文藝春秋
- 出版年:2002年
- ページ数:336ページ
- 映像化:ドラマ化(2007年)
こんな人におすすめ
- 科学や論理で謎を解くミステリーが好きな人
- 短編形式でテンポよく読める作品を探している人
- ドラマ『ガリレオ』の原作に興味がある人
あらすじ(ネタバレなし)
警視庁捜査一課の刑事・草薙俊平は、常識では説明できない不可解な事件に直面するたび、大学時代の友人で物理学者の湯川学に助けを求める。
湯川は、火災、爆発、壊死、幽体離脱など、科学的に説明しづらい現象の裏に潜む“真実”を、冷静な思考と知識で解き明かしていく。
本作には5つの短編が収録されており、それぞれ異なる科学トリックと人間ドラマが展開される。
「探偵ガリレオ」が読みやすい理由
- 短編形式で1話ずつ完結するため、気軽に読める
- 湯川と草薙の掛け合いがテンポよく、飽きずに進む
- 科学的な説明も平易で、理系知識がなくても楽しめる
感想
『探偵ガリレオ』は、ミステリーの“犯人探し”よりも、“現象の解明”に重きを置いた異色の作品。
湯川の冷静で理知的な推理は、まるで科学者の実験を見ているような緊張感と美しさがあり、読者の知的好奇心を刺激します。 湯川は物理学の先生ですが、物理に詳しくなくても楽しめます!
一方で、事件の背景には人間の欲望や悲しみが潜んでいて、科学だけでは割り切れない感情の揺らぎも描かれているのが印象的。 科学的なこと以外でも伏線回収されるのが気持ちいい!
湯川と草薙の関係性も、シリーズを通して深まっていく予感があり、続編への期待が高まります。
理系ミステリーの入口としても、東野圭吾作品の魅力を知る第一歩としても最適な一冊です。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 「予知夢」東野圭吾
「探偵ガリレオ」の続編です。ガリレオシリーズ第2弾。
ガリレオシリーズは
「探偵ガリレオ」→「予知夢」→「容疑者Xの献身」→「ガリレオの苦悩」→「聖女の救済」→「真夏の方程式」→「虚像の道化師 ガリレオ7」→「禁断の魔術 ガリレオ8」→「沈黙のパレード」→「透明な螺旋」
で読むのがおすすめ!
→「沈黙のパレード」感想記事はこちら
まとめ
『探偵ガリレオ』は、科学と論理で謎を解く爽快感が味わえる短編集。
湯川学というキャラクターの魅力と、東野圭吾の構成力が光る一冊です。
ドラマ『ガリレオ』の原作としても知られ、シリーズ化された人気作なので、続編『予知夢』『容疑者Xの献身』などもぜひチェックしてみてください。
短編集の感想記事ページ
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東野圭吾作品の感想記事ページ
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