心が動いた本 辻村深月『ツナグ』感想文|死者との再会が描く心揺さぶる連作長編小説 「もし一度だけ、亡くなった人に会えるとしたら――」 辻村深月の『ツナグ』は、死者と生者をつなぐ“使者”の存在を軸に、さまざまな人々の再会と心の葛藤を描いた連作長編小説です。 人生の後悔、愛情、赦し――一夜限りの邂逅が、読者の心に静かに染み渡... 2025.09.30 心が動いた本映像化原作
ミステリー 辻村深月「太陽の坐る場所」感想文|記憶と視線が交錯する青春ミステリー 「あなたは、あの子のことを覚えていますか?」 辻村深月の『太陽の坐る場所』は、卒業から10年後の同窓会をきっかけに、過去の記憶と視線が交錯する青春群像ミステリー。 誰かを忘れたことがある人、誰かに忘れられたことがある人――そんな“痛み”に静... 2025.09.18 ミステリー映像化原作青春小説
ミステリー 辻村深月『鍵のない夢を見る』ドラマ原作-直木賞受賞感想文|日常と犯罪の境界に立つ女性たちの物語【Audibleあり】 日常のちょっとしたすれ違いや、こじらせた感情。そこから、ふとした拍子に“犯罪”に手が届いてしまう人がいる——。辻村深月『鍵のない夢を見る』は、そんな誰もが持つ心の奥底をのぞき込むような連作短編集です。読みながら、ぞっとする。でも、目をそらせ... 2025.07.25 ミステリー直木賞受賞作
心が動いた本 辻村深月『朝が来る』映画原作小説感想文|本当の親子とは?静かな衝撃が心に残る家族小説 辻村深月『朝が来る』は、特別養子縁組を通じて出会った2つの家族の交錯を描く静かな衝撃作。平穏な日常の裏に潜む“もうひとつの真実”が、読み進めるほどに心を打ちます。親になるとは?家族とは?を静かに問いかける感動作。読書初心者にもおすすめの一冊です。 2025.07.13 心が動いた本映像化原作