映画原作

心が動いた本

有川浩『植物図鑑』感想文|人気映画の原作小説‐植物の知識も深まる甘酸っぱい恋愛ストーリー

有川浩の小説『植物図鑑』は、恋愛小説の甘酸っぱさと植物の知識を織り交ぜた、ユニークな作品です。身近な植物を舞台に、心の交流や成長を描き出したこの物語は、多くの読者に愛されています。書籍の基本情報著者:有川浩出版社:幻冬舎文庫出版年:2013...
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瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」感動映画の原作小説感想文|家族の絆と愛の物語

「そして、バトンは渡された」は瀬尾まいこの家族小説。話題になった映画の原作小説の感想文。感動的なストーリーと心温まるキャラクターが多様な家族の絆を描く。涙と優しさに包まれる読後感。ぜひ手に取ってみてください。購入リンクあり。
ミステリー

東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』感想文|2025年9月映画化を控えた人気シリーズ第1弾

東野圭吾の新たなシリーズ『ブラック・ショーマン』。その第一作である『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』は、東野作品らしい「謎解きの面白さ」と「人間ドラマ」の両方を味わえる一冊です。小さな町で起きた殺人事件を軸に、父を殺された女性と派手な...
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横山秀夫『クライマーズ・ハイ』映画・ドラマ原作小説感想文|日航機墜落事故と記者たちの闘い

1985年8月12日、日航機123便が群馬県御巣鷹の尾根に墜落し、520名が命を落としました。日本史上最大の航空機事故は、多くの遺族、関係者、そして現場に駆けつけた報道陣の心に深い傷を残しました。横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』は、この事故...
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池井戸潤『空飛ぶタイヤ』映画・ドラマ原作小説感想文|巨大企業に挑む運送会社社長の真実追求ドラマ【Audibleあり】

大型トレーラーの脱輪事故で、尊い命が奪われた——。整備不良による過失とされ、運送会社の社長・赤松徳郎は窮地に立たされます。しかし、真相を追ううちに浮かび上がるのは、大手自動車メーカーによる驚愕のリコール隠し。池井戸潤が描くのは、弱き者が巨大...
心が動いた本

恩田陸『夜のピクニック』映画原作本の感想文|24時間歩く高校行事で動き出す、止まっていた時間

「たかが徒歩80キロ、されど特別な一夜。」高校生活最後のイベント「歩行祭」に参加する生徒たち。静かな夜の中で交わされる言葉、笑い、そして秘密。恩田陸が描く『夜のピクニック』は、青春の“間”と“余白”のような物語です。普段は言えない気持ちが、...
ミステリー

東野圭吾『マスカレード・ホテル』感想文|人気シリーズ第1弾【映画原作】警察×ホテルマンのタッグが仕掛ける変装サスペンス

「ホテルの顔を守りながら、犯人を探す?」刑事とホテルマンという、一見交わらない二人の視点が交錯するサスペンス。東野圭吾の『マスカレード・ホテル』は、連続殺人事件の捜査が舞台でありながら、ホテルの裏側、人間模様、そして“仮面(マスカレード)”...
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知念実希人『仮面病棟』映画原作小説感想文|予想を裏切る展開に息をのむ!【Audibleあり】

「えっ、こんな展開になるの…?」ページをめくる手が止まらない。医師であり作家の知念実希人さんが描く『仮面病棟』は、医療とミステリーが見事に融合した作品です。閉ざされた病院、銃を持ったピエロ、そして次第に明らかになる過去の真相…。今回はこの緊...
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原田マハ『総理の夫』映画原作小説感想文—彼女が総理になった日、夫はどう生きる?【Audibleあり】

もし、自分のパートナーが「日本初の女性総理大臣」になったら?しかも突然。そんな非日常のような日常が始まるのが、原田マハさんの小説『総理の夫』です。この物語は、「夫婦」「家族」「仕事」「国家」をユーモラスかつ真摯に描いた、まさに“マハ節”全開...
ミステリー

乙一『暗いところで待ち合わせ』映画原作小説感想文|やさしく静かに心が動くミステリー小説

「ミステリーは難しそう…」と思っているあなたへ。でも、この作品は大丈夫。トリックや複雑な謎解きよりも、「人の心の機微」を丁寧に描いた、やさしくて静かな物語です。表紙怖すぎですけど、読み終わると優しい気持ちになる話なので、安心してくださいね。...