お仕事本

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知念実希人『祈りのカルテ 再会のセラピー』感想文|医療と人間ドラマが交差する優しい連作ミステリー【Audibleあり】

「医師は、患者の“心”も診るべきなのか」―― 知念実希人『祈りのカルテ 再会のセラピー』は、研修医・諏訪野良太がさまざまな診療科で出会う患者たちの“謎”と“人生”に向き合う連作ミステリー。 医療現場のリアルな葛藤と、患者の背景にある物語が交...
エッセイ

西丸與一『法医学教室との別れ』感想文|検死8,000体から見えた命の記録

検死・解剖8,000体、監察医として40年――。 西丸與一が法医学教室を去るにあたり綴った『法医学教室との別れ』は、命と向き合い続けた医師の静かな回顧録です。 事件の裏側、死者の声、そして医療と社会の狭間で揺れる人間の姿が、淡々とした語り口...
エッセイ

浜辺祐一『救命センター「カルテの真実」』感想文|命の現場から見える医療の葛藤

救急医療の最前線には、命を救うだけでは語り尽くせない現実がある。 『救命センター「カルテの真実」』は、東京下町の救命救急センターに勤務する現役医師・浜辺祐一が、日々の診療を通して見えてきた医療の矛盾や人間のドラマを綴ったエッセイ集。 軽快な...
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池井戸潤『鉄の骨』ドラマ原作小説感想文|熱い社会派ヒューマンドラマの魅力

池井戸潤の小説『鉄の骨』は、建設業界における入札や談合問題をテーマに、熱い人間ドラマを描いた作品です。リアルな描写と巧妙なストーリーで読者を引き込み、社会の矛盾を問いかける一冊です。書籍の基本情報著者:池井戸潤出版社:講談社出版年:2011...
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横山秀夫『クライマーズ・ハイ』映画・ドラマ原作小説感想文|日航機墜落事故と記者たちの闘い

1985年8月12日、日航機123便が群馬県御巣鷹の尾根に墜落し、520名が命を落としました。日本史上最大の航空機事故は、多くの遺族、関係者、そして現場に駆けつけた報道陣の心に深い傷を残しました。横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』は、この事故...
仕事×本

『書店ガール2』感想文|人気シリーズ第2弾-本屋で働く女性たちの葛藤と成長を描くお仕事小説

碧野圭『書店ガール2』の感想と魅力を紹介。衝突を乗り越えた亜紀と理子が、店舗閉鎖や人事異動といった現実に立ち向かう姿を描く感動のお仕事小説。本屋の裏側や人間関係のリアルな描写が光り、読書初心者にも読みやすい構成。ドラマ化もされた人気シリーズで、働くすべての人に勇気と共感を与える一冊です。
仕事×本

『書店ガール』 感想文|人気シリーズの第1弾-本屋の裏側と女性の成長を描くお仕事小説

碧野圭『書店ガール』の感想とあらすじを紹介。本屋の裏側で奮闘する2人の女性書店員が、衝突と協力を経て成長していく姿を描くお仕事小説。リアルな職場描写と本への情熱に胸を打たれる一冊。読書初心者にもおすすめの理由も解説。
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池井戸潤『空飛ぶタイヤ』映画・ドラマ原作小説感想文|巨大企業に挑む運送会社社長の真実追求ドラマ【Audibleあり】

大型トレーラーの脱輪事故で、尊い命が奪われた——。整備不良による過失とされ、運送会社の社長・赤松徳郎は窮地に立たされます。しかし、真相を追ううちに浮かび上がるのは、大手自動車メーカーによる驚愕のリコール隠し。池井戸潤が描くのは、弱き者が巨大...
仕事×本

柴崎友香『フルタイムライフ』感想文|新卒OLが過ごす10か月の揺れと成長を描いた連作小説

「働くって、毎日こんなにあっという間なんだな」新卒で会社に入って、慣れない業務に疲れながらも、少しずつ「社会人」になっていく。柴崎友香さんの『フルタイムライフ』は、そんな"はじめて働いた日々"の、息づかいをそのまま残した連作小説です。何も起...
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原田マハ『総理の夫』映画原作小説感想文—彼女が総理になった日、夫はどう生きる?【Audibleあり】

もし、自分のパートナーが「日本初の女性総理大臣」になったら?しかも突然。そんな非日常のような日常が始まるのが、原田マハさんの小説『総理の夫』です。この物語は、「夫婦」「家族」「仕事」「国家」をユーモラスかつ真摯に描いた、まさに“マハ節”全開...