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この作品、名前はよく聞くけど
実際どうなんだろう?と思っている方へ。
ネタバレなしで、
読みどころと正直な感想をまとめました。
忙しい平日でも、
「読むべきかどうか」が3分で分かります。
刑務所から戻ってきた二人が、谷中で少しずつ新しい人生を築いていく──。
乃南アサの人気シリーズ第2弾『すれ違う背中を』は、ただのサスペンスではありません。
人との距離感、働く喜び、そして日常に訪れる小さな幸せが、丁寧に描かれています。
今回の物語では、芭子が自分の居場所とやりがいを見つける姿が印象的。読後は、胸の奥がじんわり温まります。
書籍の基本情報

- 著者:乃南アサ
- 出版社:新潮社
- 出版年:2012年
- ページ数:318ページ
- 映像化:ドラマ化(2013年)
こんな人におすすめ

- 人間ドラマをじっくり味わいたい方
- 再出発や人生の転機を描いた物語が好きな方
- 女性同士の楽しい掛け合いが好きな方
「すれ違う背中を」のあらすじ(ネタバレなし)

ムショ帰りの綾香はパン職人を目指し日々修業に励む。
一方、芭子はなかなかアルバイトが見つからず、将来への不安を抱えていた。
そんな中、ようやく就いた仕事で出会ったのは、犬の服作りという新しい世界。
布を裁ち、ミシンを走らせ、完成した服を手渡すたびに、自分の中に小さな誇りが芽生えていく。
前作から続く谷中のムショ帰りコンビが、それぞれの場所で新しい日常を紡いでいくシリーズ第2弾。
👇この作品が刺さった方には、日々の丁寧な暮らしを描いた『昨夜のカレー、明日のパン』もおすすめです。
「すれ違う背中を」が読みやすい理由

- 文章が平易で読みやすく、場面描写も自然
- 大きな事件よりも日常の変化が中心で感情移入しやすい
- 章ごとに区切りがあり、少しずつ読み進めやすい
読む前に知っておきたい魅力と注意点

魅力
- 「語られないこと」が語る物語
登場人物の沈黙や視線、背中の描写にこそ感情が宿る。
行間を読む楽しさがあります。 - 日常の中の“すれ違い”がテーマ
恋愛や家族、友情など、身近な関係の中で起こる微細なズレが丁寧に描かれていて、自分の経験と重ねやすいです。 - 余白の美学が光る文体
説明しすぎず、読者に想像を委ねるスタイル。
静けさの中にある感情のうねりを感じ取るのが醍醐味!
注意点
- 派手な展開は少なめ
アクションや劇的な事件は起こらないから、テンポの速い物語を求める人には物足りなく感じるかも。 - 登場人物の感情がわかりにくい場面も
あえて説明されない心情描写が多いので、読み手の想像力が試されます。 - 読後感が“すっきり”とは限らない
解決しないまま終わる関係や、余韻を残す結末も。
モヤモヤを楽しめるかどうかがカギ!
「すれ違う背中を」の感想

『すれ違う背中を』は、サスペンスシリーズの続編でありながら、今回は心の温度がじわりと上がる作品でした。
特に印象的だったのは、芭子がアルバイト先で犬の服作りに出会い、少しずつ仕事への自信を積み重ねていく姿。
前科を持つ二人の現実は決して甘くありませんが、その中で芭子が「自分の役割」を見つけ、笑顔を取り戻していく過程は胸を打ちます。
派手な展開はない分、日常の中にある小さな喜びや再出発の一歩を丁寧に描く筆致が光っていて、読み終えたときには静かな満足感に包まれました。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 『いつか陽のあたる場所で』乃南アサ
『すれ違う背中を』の前作。ちょっとずつ下町の生活に慣れていく感じが応援したくなります。

まとめ
『すれ違う背中を』は、人生をやり直す二人の女性が、新しい日常を見つけていく物語です。
特に芭子が犬の服作りに夢中になっていく描写は、読んでいるこちらまで温かい気持ちにしてくれます。
派手さはないけれど、読後に静かな幸福感が残る一冊。日々の疲れを癒したいとき、そっと寄り添ってくれる物語です。
次に読むならこちら





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