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「読書はしたいけど、重い話はちょっと…」「仕事に追われて心が疲れてる…」そんなときに、そっと気持ちをほぐしてくれる一冊があります。
有川浩『県庁おもてなし課』は、地方の役所を舞台にした“お仕事小説”。といっても難しい話ではなく、まじめな県庁職員が観光PRに奮闘する姿を、ユーモアと人情たっぷりに描いています。
仕事にやりがいを感じられないとき、変わらない毎日にモヤモヤしているとき、きっと元気をもらえる物語です。
書籍の基本情報
- 著者:有川浩
- 出版社:角川書店
- 出版年:2013年
- ページ数:512ページ
- 映像化:映画化(2013年)
こんな人におすすめ
- 読みやすくて爽やかな小説を探している
- 仕事にやりがいを感じたいけれど、現実はうまくいかない
- 地域活性化やお役所仕事にちょっと関心がある
あらすじ(ネタバレなし)
高知県庁に勤める主人公が配属されているのはおもてなし課。高知県の観光を考え、企画する部署だけれども県庁であるが故に考え方やスピード感が民間と違い、うまくいかない。
高知県出身の売れっ子作家のアドバイスや公務員ではないアシスタントの意見を聞きながら少しずつ変わっていく。
高知県は観光立県になれるのか?
読書初心者にもおすすめの理由
- 文体がやさしく、スラスラ読める
- 会話が多くテンポがいいので飽きない
- 内容も明るく、読後感がとても爽やか
感想
公務員の働き方を痛烈に批判している箇所が最初に出てきますが、公的であるために公平性を保たないといけないとか、公平性を保つために手続きや制度が固く作られているとか、外からだとわかりにくい公務員の難しさもしっかり書いてくれているので、思わず応援したくなってきます。
主人公の掛水くんとアシスタントの明神さんが素直で好感度が高いのもあり、一緒にもがきながら、笑ったり、泣いたり、心を揺さぶられる個所がたくさん出てきます。
また、舞台は高知県ですが、他の地方都市も同じような現状があると思いますので、自分の生まれ育った土地に当てはめながら考えられるところもポイントです。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 有川浩「空飛ぶ広報室」
夢を諦めた人にも、まだ立ち上がれる理由がある。――これは、再出発を描いた物語です。
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まとめ
仕事に対して「このままでいいのかな」と感じている人にこそ読んでほしい1冊。
理想だけじゃ動けない、現実だけじゃ面白くない――そんな間で揺れる気持ちに、そっと寄り添ってくれる小説です。
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