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現役医師でありながら小説家としても活躍する知念実希人さん。
彼の作品『祈りのカルテ』は、医療現場のリアルと人間の心の奥深さを描いた珠玉の短編集。
読後には、静かな感動が胸に広がること間違いなし。
書籍の基本情報

- 著者:知念実希人
- 出版社:角川文庫
- 出版年:2021年
- ページ数:272ページ
- 映像化:ドラマ化(2022年)
こんな人におすすめ

- 医療ドラマや人間ドラマが好きな人
- 短編でテンポよく読める作品を探している人
- 心に残る優しい物語を求めている人
あらすじ(ネタバレなし)

主人公は研修医の諏訪野良太。彼が担当する患者たちは、病気だけでなく心にも悩みを抱えている。
カルテに記された情報を手がかりに、彼は患者の“本当の問題”に向き合っていく。
医療ミステリーと人間ドラマが融合した、心温まる短編集。
「祈りのカルテ」が読みやすい理由

- 1話完結の短編集でテンポが良い
- 医療用語がわかりやすく解説されている
- 登場人物の心理描写が丁寧で共感しやすい
読む前に知っておきたい魅力と注意点

魅力
- 患者との心の交流が丁寧に描かれています
- 主人公の研修医・諏訪野が、カルテの裏にある“本当の思い”に寄り添う姿が感動を呼びます。
- 医療現場のリアルな空気感が伝わってきます
- 専門的すぎず、でも現場の緊張感や温かさがしっかり描かれており、医療に詳しくなくても楽しめます。
- 一話ごとに違う患者との物語が展開されます
- 連作短編形式なので、少しずつ読み進めやすく、毎回違う感情に出会えるのが魅力です。
注意点
- 大きな事件や派手な展開はありません
- 静かな人間ドラマが中心なので、サスペンスや劇的な展開を求める方には物足りなく感じるかもしれません。
- 医療の専門知識はあまり深く掘り下げられていません
- 医療ミステリーというよりは、ヒューマンドラマ寄りの作品です。
- 主人公の内面描写は控えめです
- 諏訪野の感情が淡々と描かれているため、深く感情移入したい方には少し距離を感じることもあります。
感想

読んでいるうちに、病院という場所がただの治療の場ではなく、人の人生が交差する場所だと気づかされる。
諏訪野のまっすぐな姿勢と、患者たちの複雑な心情が絡み合い、毎話が小さな感動をくれる。
医療の現場にある“人間らしさ”が、じんわりと胸に染みる一冊です。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 『祈りのカルテ 再会のセラピー』知念実希人
祈りのカルテの第2作。心が震えて温かくなる医療ミステリー。
👇「祈りのカルテ 再会のセラピー」感想記事はこちら

まとめ
医療ミステリーが好きな人も、心に残る物語を探している人も、ぜひ手に取ってみてほしい!読後には、きっと誰かに優しくしたくなるはず。
ルミエールのつぶやき
諏訪野がとてもとても優しい人で、ほっこりするし、救われる。
一人ひとりの不可解な言動の裏には、その人なりの考えていることがある。
ほどいていく過程が丁寧に描かれていて、自分の中にもカタルシスが起きるのでスッキリするんだろうな。
知念実希人作品の感想記事ページ

知念実希人作品、最近よく読むようになったので、
だんだん増えてきています。
→知念実希人の感想記事ページはこちら
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耳で聴く“カルテ”が、心にそっと触れる。
『祈りのカルテ』Audible版では、研修医・諏訪野が患者たちの“心の声”に耳を傾けるように、あなたも物語の奥深さを音で感じることができます。 優しい語り口が、医療現場の温度や人間模様をリアルに伝えてくれて、まるで病院の廊下を一緒に歩いているような感覚に。
忙しい日常の合間に、耳から届く“祈り”の物語をどうぞ。静かな感動が、あなたの心にしみわたります
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