東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』感想文|2025年9月映画化を控えた人気シリーズ第1弾

ミステリー

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東野圭吾の新たなシリーズ『ブラック・ショーマン』。その第一作である『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』は、東野作品らしい「謎解きの面白さ」と「人間ドラマ」の両方を味わえる一冊です。小さな町で起きた殺人事件を軸に、父を殺された女性と派手な元マジシャンでありながら鋭い観察力を持つ叔父が、思いがけない真実に迫っていきます。

書籍の基本情報

  • 著者:東野圭吾
  • 出版社:光文社
  • 出版年:2020年
  • ページ数:444ページ
  • 映像化:映画化(2025年9月公開予定!)

こんな人におすすめ

  • 本格的なミステリーを楽しみたい人
  • 映画化作品を先に小説で読みたい人
  • 人間模様が絡むサスペンスが好きな人

あらすじ(ネタバレなし)

小さな町で殺人事件が発生する。元教師の父を殺されたのは、結婚間近の主人公。その叔父であり華やかな元マジシャン「ブラック・ショーマン」は奇抜なキャラクターでありながら、心理を読み解く観察眼を駆使して事件の裏側へと切り込んでいく。次第に明らかになるのは、町に潜んでいた人間関係の闇と、驚くべき真相だった――。

「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」が読みやすい理由

  • 登場人物の描写がわかりやすく、すぐに物語に入り込める
  • テンポよく展開するので、飽きずに読み進められる
  • 東野圭吾らしい「読みやすい文体」と「巧妙な伏線」で、初心者でも無理なく読める

感想

「ブラック・ショーマン」の存在感がとにかくユニーク。派手な振る舞いに最初は驚きつつも、その裏にある洞察力と冷静さが際立っていて、事件の真相が解き明かされる過程はさすが東野圭吾だと感じました。小さな町に潜む人間関係の複雑さ、誰もが抱える「表と裏」の顔も巧みに描かれていて、最後まで緊張感を保ちながら読める一冊でした。

「ブラック・ショーマン」が手品さながらに主人公を翻弄していくところに読んでいるこちらも手品のタネは何かと右往左往してしまいました。
飄々として憎めないキャラクターが癖になります。

”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ

  • 『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』東野圭吾

「ブラック・ショーマン」シリーズの第二弾。実は自分はまだ読めていないので、早く読みたい!読んだら感想記事書きます。

東野圭吾作品の感想記事

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まとめ

東野圭吾の新たな魅力が詰まった『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』は、従来の東野ファンはもちろん、これからミステリーを楽しみたい方にもおすすめの作品です。

ガリレオシリーズ、マスカレードシリーズに引けを取らない新たなシリーズの誕生。

事件のスリルと人間模様のドラマ、その両方を一度に味わえる贅沢な読書体験を、ぜひ手に取って楽しんでください。

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