ルミエール

心が動いた本

重松清『さすらい猫ノアの伝説』感想文|生きることに少し疲れたときに読みたい一冊【読書感想文にもおすすめ】

仕事や日常生活に疲れて、ただひたすら楽しかった童心に戻りたいと思ったことはないですか。重松清さんの「さすらい猫ノアの伝説」をご紹介します。2つの短編集なのですが、両方とも小学生が主人公です。小学生なりに友達や家族との関係を楽しんだり、悩んだ...
仕事×本

増本淳『フロントライン』感想文|医療現場の葛藤と使命を描く実話小説

増本淳さんの『フロントライン』は、2020年に横浜港へ入港した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルス集団感染をもとに描かれた、事実に基づくフィクションです。 未知のウイルスに立ち向かった医療従事者たちの葛藤と使命感、...
心が動いた本

重松清『希望ヶ丘の人びと』ドラマ原作小説感想レビュー|ヒューマンドラマ小説の名手の秀作

「久しぶりに本を読んでみたいけれど、何を選べばいいかわからない」そんな人にこそおすすめしたいのが、重松清の『希望ヶ丘の人びと』です。派手な事件はないけれど、登場人物たちの心の揺れや、家族・仲間との距離感がリアルに描かれています。やさしくて、...
Audibleで読める本

【Audibleで聴ける】『自分を変える3週間!自己肯定感が高まる習慣力』感想|自信のなさを”習慣”で変える方法

「何をしてもうまくいかない」「自分なんて…」と、つい自分を責めてしまうことはありませんか?自分自身、仕事や人間関係で落ち込むことが続いていた時期に、たまたまAudible(オーディブル)でこの本に出会いました。本を開く気力がなかったけれど、...
Audibleで読める本

山崎元『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』感想文【Audibleで聴ける】

「お金の不安って、ずっとあるよね」将来の不安。 老後資金。 投資って興味あるけど、難しい言葉が多くて結局よくわからない。……そんな自分にピッタリだったのがこの本でした。 『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください...
仕事×本

有川浩『県庁おもてなし課』映画原作小説感想文|まじめな県庁職員が本気で観光に取り組んだら?【読書初心者にもおすすめ】

「読書はしたいけど、重い話はちょっと…」「仕事に追われて心が疲れてる…」そんなときに、そっと気持ちをほぐしてくれる一冊があります。有川浩『県庁おもてなし課』は、地方の役所を舞台にした“お仕事小説”。といっても難しい話ではなく、まじめな県庁職...
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ジェリー・ミンチントン『うまくいっている人の考え方』感想文|自己肯定感を高める100の方法【Audibleで聴ける】

「自分に自信がない」「つい他人と比べて落ち込んでしまう」——そんな気持ちを繰り返してしまうこと、ありませんか?ジェリーミンチントン『うまくいっている人の考え方』は、そうした心のクセを少しずつほぐし、毎日をラクにするためのヒントをくれる1冊で...
心が動いた本

有川浩『キケン』の魅力を語る|理系大学の“キケン”な日常!?【読書初心者にもおすすめ】

読書って、笑って元気になれることもあるんだ――。有川浩『キケン』は、男子学生たちの全力すぎる青春を描いた爆笑小説。理系オタクのノリについていけるか心配…?大丈夫です。むしろその“ちょっとズレた感じ”がクセになる、読書初心者にもおすすめの1冊...
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『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門』感想|FIREの現実と課題を考える【Audibleで聴ける】

「FIREって結局、一部の人の話でしょ?」そう思っていた私でも、この本だけはすんなり読めました。『普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門』は、お金の話に苦手意識がある人でも、自分の人生を少しずつ変えていけるよう背中を押してくれる1冊。...
心が動いた本

伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』感想文|社会の歪みをと正義を描く伏線回収が見事な群像劇

伊坂幸太郎さんの『火星に住むつもりかい?』は、監視と密告が支配する架空の都市・仙台を舞台にしたディストピア小説です。平和警察による不条理な支配の中で、人々の正義や葛藤が交錯し、読者に「本当の正しさとは何か?」を問いかけます。アイロニーとユー...