東野圭吾『マスカレード・ホテル』感想文|人気シリーズ第1弾【映画原作】警察×ホテルマンのタッグが仕掛ける変装サスペンス

ミステリー
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「ホテルの顔を守りながら、犯人を探す?」
刑事とホテルマンという、一見交わらない二人の視点が交錯するサスペンス。
東野圭吾の『マスカレード・ホテル』は、連続殺人事件の捜査が舞台でありながら、ホテルの裏側、人間模様、そして“仮面(マスカレード)”というテーマが巧みに織り込まれた作品です。
最新作のマスカレード・ライフが発売されたばかり。
原点のマスカレード・ホテルはミステリー初心者からファンまで、幅広く楽しめる一冊です。

書籍の基本情報

  • 著者:東野圭吾
  • 出版社:集英社
  • 出版年:2014年
  • ページ数:520ページ
  • 映像化:映画化(2019年)

こんな人におすすめ

  • ミステリー初心者で、読みやすく面白い作品を探している方
  • 映画『マスカレード・ホテル』を観た方(原作との違いも楽しめます)
  • 警察ドラマやホテル業界に興味がある方

あらすじ(ネタバレなし)

都内で起きた連続殺人事件。警察は次の犯行現場を高級ホテル「コルテシア東京」と特定し、刑事・新田浩介がフロントスタッフとして潜入捜査を始める。
ホテルのフロント係・山岸尚美とコンビを組むが、宿泊客は皆、何かを隠しているようで…?
「顔の裏に何がある?」をテーマに、人の心の仮面を暴くミステリーが始まる。

「マスカレード・ホテル」が読みやすい理由

  • 会話が多く、テンポが良いのでサクサク読める
  • ホテルの裏側も描かれ、日常の知識としても面白い
  • 難解すぎず、最後まで引っ張られるストーリー構成

感想

「さすが東野圭吾!」と思わせる完成度の高さ。
刑事ドラマの緊張感とホテルのホスピタリティの世界が融合していて、まるで二重構造の物語。
登場人物たちは皆「仮面」を被っていて、誰が何を隠しているのかと常に読者の想像力を刺激してきます。
山岸尚美のプロ意識の高さや、刑事・新田との掛け合いも魅力的。続編も読みたくなる一冊でした。

”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ

  • 『マスカレード・イブ』東野圭吾

シリーズ第2弾。新田と山岸が出会う前の物語。マスカレード・ホテルのヒントになる部分も?

東野圭吾作品の感想記事

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まとめ

スリルと人間ドラマが交錯する、東野圭吾の傑作『マスカレード・ホテル』。
日常の裏にある「もう一つの顔」を探る物語は、あなたの予想をいい意味で裏切ってくれます。
映画とは一味違う、原作ならではの緻密な構成をぜひ味わってみてください。

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