知念実希人『仮面病棟』映画原作小説感想文|予想を裏切る展開に息をのむ!【Audibleあり】

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「えっ、こんな展開になるの…?」
ページをめくる手が止まらない。医師であり作家の知念実希人さんが描く『仮面病棟』は、医療とミステリーが見事に融合した作品です。閉ざされた病院、銃を持ったピエロ、そして次第に明らかになる過去の真相…。今回はこの緊迫感あふれる物語の魅力を、ネタバレなしでご紹介します。

書籍の基本情報

  • 著者:知念実希人
  • 出版社:実業之日本社文庫
  • 出版年:2014年
  • ページ数:344ページ
  • 映像化:映画化(2020年)

こんな人におすすめ

  • 医療×ミステリーに興味がある方
  • 一気読みできるスリルを味わいたい方
  • 読書初心者だけど「面白さ保証付き」の作品を探している方

あらすじ(ネタバレなし)

ある夜、大学病院に勤務する医師・速水は、先輩の代理として“ある病院”の当直バイトを引き受ける。そこは一見、静かな療養型病院のように見えたが、その夜、突然仮面をつけた男が現れ、病院内に立てこもる事件が発生。
人質に取られた速水と患者たち。だが、病院内にはどうも“普通じゃない”空気が流れていて——
事件と病院の謎が絡み合う、医療ミステリーの傑作です。

「仮面病棟」が読みやすい理由

  • 難解な医療用語はほぼなく、誰でも読みやすい文章
  • 展開が早く、物語にグイグイ引き込まれる
  • 「えっ、どういうこと?」と読者の興味を引き続ける伏線の張り方が絶妙
  • 最後には「そういうことだったのか!」という爽快感あり

感想

とにかくテンポが良く、スリリングでページをめくる手が止まりませんでした。病院という閉鎖空間で起こる事件に加えて、登場人物たちが抱える秘密や、病院そのものに潜む謎がどんどん明かされていきます。
特にラストの展開は見事。ちょっとした違和感がすべて伏線だったことに気づき、「もう一度読み返したい!」と思わされました。
「医療モノって難しそう」と感じていた人にこそ読んでほしい、“読みやすくて面白い”1冊です。

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まとめ

ミステリー初心者にも読みやすい、テンポの良い展開と緊迫感。
読後に「そうだったのか!」と思わず唸る仕掛けも魅力です。
医療×密室×仮面という異色の組み合わせが、新鮮な読書体験をもたらしてくれます。

🔗 スキマ時間に、サクッと読めて深く楽しめる一冊。
映画化もされた話題作を、ぜひ本でも体験してみてください!

Audibleでも聴けます

実はこの作品、Audible(オーディブル)でも配信されています。
音で聴くことで、緊迫感がひしひしと伝わってきます。

電車の中でも、家事をしながらでも楽しめる「聴く小説」としてもおすすめです。

仮面病棟
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