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仕事や日常生活に疲れて、ただひたすら楽しかった童心に戻りたいと思ったことはないですか。
重松清さんの「さすらい猫ノアの伝説」をご紹介します。
2つの短編集なのですが、両方とも小学生が主人公です。小学生なりに友達や家族との関係を楽しんだり、悩んだりしている物語なのですが、心を動かされる場面にウルっとして、読者は涙活でスッキリできます。
Amazonのレビュー★4.3も納得の内容👇
書籍の基本情報

- 著者:重松清
- 出版社:講談社
- 発売年:2019年
- ページ数:384ページ
- 映像化:なし
こんな人におすすめ

- 最近ちょっと心が疲れている
- 自分の居場所にモヤモヤしている
- 優しい気持ちになれる物語が読みたい
🐱あらすじ(ネタバレなし)

授業中に小学5年生の健太の膝に窓の外から突然、首に風呂敷を巻いた黒猫が教室に飛び込んできて、膝の上に座ってしまいました。
首に巻かれた風呂敷をほどくとそこには「あなたのクラスはノアに選ばれました!」と書かれていて。。。
ノアはいろんな小学校をさすらって、大切なことを子どもや大人に思い出させてくれる伝説の猫。
健太はどんな大切なことを思い出すのでしょうか。
「さすらい猫ノアの伝説」が読みやすい理由

- ストーリーはシンプルだけど、じんわり深い
- 2編の短編集になっている上、それぞれ10章に分かれており、読み進めやすい
- 児童書なので、文章がやわらかくて優しい
読む前に知っておきたい魅力と注意点

魅力
- 黒猫ノアが“忘れていた大切なこと”を思い出させてくれます
- 風呂敷を巻いた不思議な猫ノアが現れ、小学生たちの心にそっと寄り添いながら、優しさや思いやりを呼び覚ましてくれます。
- 児童書ながら、大人の心にも深く響きます
- 子どもたちの悩みや葛藤がリアルに描かれていて、「あの頃の自分」を思い出しながら涙する読者も多いです。
- 読みやすくて、読書初心者にもぴったりです
- 2編の短編集で構成されており、章立ても細かく、文体もやさしいのでスラスラ読めます。
注意点
- ファンタジー要素が強めで、現実的な物語を求める人には合わないかもしれません
- 猫が突然教室に現れるなど、非現実的な設定に違和感を覚える読者もいます。
- 小学生が主人公なので、視点が幼く感じることがあります
- 大人の視点で読むと、物語の深さに気づくまで少し時間がかかるかもしれません。
- 感動系の描写が多く、涙もろい人には読後に余韻が残りすぎることも
- “涙活”にぴったりな作品ですが、気持ちが沈みやすいときには読むタイミングに注意が必要です。
感想

作家が重松清さんだということと表紙の黒猫がかわいくて、読み始めました。
『さすらい猫ノアの伝説』は、何かを教えようとせず、そっと背中を押してくれるような本です。
小学生向けに大切なことは何か?を伝えるのが趣旨だと思いますが、大人が読んでも泣けます。
特に一生懸命やっても報われない場面とか、友だちが実は陰で努力していたとか、何度失敗しても応援してくれるとか、感情移入して、泣けるところがたくさん出てきます。
読書に慣れていない方でも、自然と読み進められる文章と、やさしい世界観。
そして、読み終わった後に「もう少し頑張ってみよう」と思える、静かな力をくれる作品でした。
黒猫ノアの描写が素晴らしく、読んでいるだけでほのぼのとした気持ちになりました。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 重松清「くちぶえ番長」
重松清さんの語り口で子ども時代を思い出させる物語。
まとめ
『さすらい猫ノアの伝説』は、心が少し疲れたときにそっと寄り添ってくれる物語です。 黒猫ノアが現れることで、小学生たちが忘れていた大切なことを思い出していく――そんな優しくて、どこか懐かしい短編集。 子ども向けに書かれていながら、大人の心にも深く響く場面がたくさんあり、「涙活」したい人にもぴったりです。
文章はやわらかく、構成もシンプル。読書が苦手な人でも、自然とページが進みます。 読後には「もう少し頑張ってみようかな」と思える、静かな力をくれる一冊。 日常に疲れたあなたへ、ノアがそっと背中を押してくれるかもしれません。
癒しと気づきが詰まった物語を、ぜひ手に取ってみてください🐾
重松清作品の感想記事ページはこちら

重松清作品、家族、生死をテーマにしている作品が多いので
泣きたい時にぴったりです。
→重松清作品の感想記事ページはこちら




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