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「父親って、こんなにも不器用で、愛おしい」――
重松清『とんび』は、昭和の町を舞台に、男手ひとつで息子を育てる父・ヤスと、その息子・アキラの親子の物語。
不器用でまっすぐな父親が、時に笑いを誘い、時に涙を誘いながら、息子の幸せだけを願って奮闘する姿に、心が揺さぶられます。
家族とは何か、親とは何か――
その答えを、静かに、でも確かに教えてくれる一冊です。
書籍の基本情報

- 著者:重松清
- 出版社:角川グループパブリッシング
- 出版年:2008年
- ページ数:382ページ
- 映像化:ドラマ化(2012年、2013年)映画化(2022年)
こんな人におすすめ

- 親子の絆を描いた感動的な物語を読みたい人
- 人情や地域社会の温かさに触れたい人
- 不器用でもまっすぐな父親像に心を打たれたい人
「とんび」のあらすじ(ネタバレなし)

昭和37年、ヤスは最愛の妻・美佐子との間に長男・アキラを授かり、家族三人での幸せな日々を送っていた。
しかし、突然の悲劇がその団らんを奪い、ヤスは男手ひとつでアキラを育てることになる。
家事も育児も不慣れなヤスは、失敗を繰り返しながらも、息子の幸せだけを願って奮闘する。
周囲の人々の支えを受けながら、父として、人として成長していくヤスの姿を通して、家族のかたちと親子の絆を描く感動の物語。
👇この作品が刺さった方には、家族の愛に号泣必至の『そして、バトンは渡された』もおすすめです。
「とんび」が読みやすい理由

- 会話が多く、テンポよく読み進められる
- 町並みや人々の描写が親しみやすい
- 感情の流れが丁寧に描かれていて共感しやすい
読む前に知っておきたい魅力と注意点

魅力
- 不器用な父親の愛情がリアルで胸を打つ
- 地域の人々との関わりが温かく、心が和む
- 親子の成長を通して、家族の本質を考えさせられる
注意点
- 家族を失う描写があり、感情的に重くなる場面もある
- 昭和の価値観に違和感を覚える読者もいるかも
- 派手な展開はなく、静かな人間ドラマが中心
「とんび」の感想

『とんび』は、不器用な父と息子が、互いを想い合う姿に心を揺さぶられる感動作でした。
ヤスがアキラを、アキラがヤスを――それぞれが言葉にできない想いを抱えながら、ただひたすらに相手の幸せを願っている。
その想いがすれ違いながらも、確かに通じ合っていることが分かる場面では、涙が止まらず、ページをめくる手が何度も止まりました。
読みたいのに読めない、でも読み進めたい――そんな感情に包まれたのは久しぶりでした。
町並みと人情の中で、ヤスの不器用な愛情が、アキラの成長とともに少しずつ形を変えていく。
完璧ではないけれど、確かにそこにある“家族のかたち”が、読者の心にも静かに寄り添ってくれる。
読後には、誰かを想うことの尊さと、親子という関係の奥深さを、改めて噛みしめたくなる一冊でした。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 「その日のまえに」重松清
もうすぐ死んでしまう妻とどう過ごす、いったい何ができるだろう?
絶対に泣きます。
まとめ
『とんび』は、不器用な父と息子の絆を描いた、涙と温もりに満ちた感動作。
人情と家族のかたちを丁寧に描きながら、読者の心に静かに寄り添ってくれる。
親子の物語に心を揺さぶられたい人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
次に読むならこちら
重松清作品の感想記事ページはこちら

重松清作品、家族、生死をテーマにしている作品が多いので
泣きたい時にぴったりです。
→重松清作品の感想記事ページはこちら





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