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この作品、名前はよく聞くけど
実際どうなんだろう?と思っている方へ。
ネタバレなしで、
読みどころと正直な感想をまとめました。
忙しい平日でも、
「読むべきかどうか」が3分で分かります。
「自分の声が、過去の犯罪に使われていたとしたら――」
塩田武士『罪の声』は、実在の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフに、架空の犯罪とその“真相”を追う社会派ミステリー。
事件の“加害者側”に巻き込まれた人物の視点から描かれることで、単なる謎解きではなく、記憶・家族・人生の意味に深く切り込んでいきます。
静かな衝撃と、読後に残る余韻が心を打つ一冊です。
※忙しい平日で、本を開く余裕がない人へ
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書籍の基本情報

- 著者:塩田武士
- 出版社:講談社
- 出版年:2016年
- ページ数:409ページ
- 映像化:映画化(2020年)
「罪の声」はこんな人におすすめ

- 実在事件をモチーフにした社会派ミステリーに興味がある人
- 犯罪の“加害者家族”という視点から物語を読みたい人
- 過去の記憶や声にまつわる人間ドラマを味わいたい人
「罪の声」のあらすじ(ネタバレなし)

京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中から古いカセットテープを見つける。
そこに録音されていたのは、幼い頃の自分の声――
そしてその声は、かつて世間を騒がせた企業脅迫事件に使われていたものだった。
俊也は、自分の家族が事件に関わっていた可能性に衝撃を受け、真相を探り始める。
一方、新聞記者の阿久津英士も、事件の真相を追う特別取材班の一員として動き出す。
二人の視点が交錯しながら、過去の闇と“罪の声”に迫っていく――
記憶と記録、そして“声”にまつわる静かな追跡劇。
👇この作品が刺さった方には、実在の事件をモチーフにした『クライマーズ・ハイ』もおすすめです。
「罪の声」が読みやすい理由

- 二人の主人公の視点が交互に描かれ、テンポよく進む
- 実在事件をベースにしているため、背景が理解しやすい
- 会話や心理描写が自然で、感情移入しやすい構成
読む前に知っておきたい魅力と注意点

魅力
- 実在事件をモチーフにしながらも、フィクションとしての完成度が高い
- “声”というテーマが、記憶・家族・罪と深く結びついている
- 加害者側の視点から描かれることで、倫理的な問いが浮かび上がる
注意点
- 犯罪描写や社会の闇が含まれ、心理的に重い場面がある
- 実在事件に関する知識があると、より深く味わえる構成
- 謎解きよりも人間ドラマが中心で、サスペンスを期待すると違和感があるかも
「罪の声」の感想

『罪の声』は、“加害者家族”という視点から、罪と記憶、そして人生の意味を問いかける社会派ミステリーでした。
俊也が自分の声に向き合う姿は、過去と現在が交錯する静かな衝撃。
自分には記憶がないけれども「加害者家族」かもしれないと知った時、どれだけの衝撃、ショックを受けるかーー
そして、もう一組自分と同じように「加害者家族」の十字架を負った人がいるかもしれない。しかも、自分はその「加害者家族」の記憶がないけれども、もう一組はそれを十二分に意識しながら生きていかなければいかなかったと知った時ーー
それでも、俊也が選んだ道には、確かな希望と誠実さがありました。
阿久津の記者としての執念と、個人としての葛藤もリアルで、二人の視点が交差することで物語に深みが生まれます。
読後には、「罪とは何か」「罪を犯す動機とは何か」と問い続けたくなる、静かで力強い一冊でした。
この余韻は、文字だけでなく「声」で味わうのもありだなと思いました。
Audibleなら、登場人物の感情がより立体的に伝わってきます。
”なんかもう一冊いけそう”なあなたへ
- 「踊りつかれて」塩田武士
SNSに匿名で何でも書ける時代。衝撃的な社会派小説。
まとめ
『罪の声』は、実在事件をモチーフに、“加害者家族”の視点から罪と記憶に迫る社会派ミステリー。
声というテーマが、過去と現在、家族と社会をつなぎ、読者の心に深く問いを残します。
謎解き以上に、人間の本質を描いた物語を味わいたい人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
ルミエールのつぶやき
この本、表紙の絵が怖くて、敬遠していて、手を付けるのが遅くなった。
でも、実際の事件をモチーフにしていて、こういう事件が起きた時に関係者はどういう運命を辿るのかが、リアルに迫ってきて、読んで本当に良かったと思った。
でも、読み終わった時にスッキリするという読後感ではなく、理不尽な動機とか理不尽に振り回されてしまった人たちのことが重く自分の中に残ってしまい、こういう風にブログとかに書かないと自分の中で解消しきれないというのが本音だった。
きっと読んだら、同じ気持ちになると思う。
「事件の裏側をしっかり考えたい」と思う人にはお勧めの本。
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Audibleのデメリット
音声だけだと、細かい表現や漢字のニュアンスがつかみにくいことも…
Audibleで聴く『罪の声』は、“声”というテーマがより鮮明に響きます。
俊也の幼い声、阿久津の語り、登場人物の感情が音声によって立体的に伝わり、物語の臨場感が倍増。
耳で聴くことで、“罪の声”が読者自身に語りかけてくるような体験ができます。
読書のスタイルが広がるって、ワクワクする!





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