ミステリー 東野圭吾『マスカレード・ナイト』感想文|仮面の下に潜む真実を暴くホテルミステリー|「マスカレード」シリーズ第3弾 華やかなホテルのカウントダウンパーティーに、殺人犯が紛れ込んでいる――。 『マスカレード・ナイト』は、東野圭吾による人気シリーズ第3弾。 ホテルマンに扮した刑事・新田とコンシェルジュ・山岸が、仮面舞踏会の裏で繰り広げられる謎と人間模様に挑み... 2025.09.20 ミステリー映像化原作
ミステリー 東野圭吾『マスカレード・イブ』感想文|ホテルと刑事の前日譚ミステリー|「マスカレード」シリーズ第2弾 『マスカレード・ホテル』の前日譚として描かれた『マスカレード・イブ』は、ホテルマン・山岸尚美と刑事・新田浩介がまだ新人だった頃の物語。 4編の短編を通して、二人の成長と“仮面”に隠された人間模様が描かれます。 シリーズファンはもちろん、初め... 2025.09.19 ミステリー
ミステリー 辻村深月「太陽の坐る場所」感想文|記憶と視線が交錯する青春ミステリー 「あなたは、あの子のことを覚えていますか?」 辻村深月の『太陽の坐る場所』は、卒業から10年後の同窓会をきっかけに、過去の記憶と視線が交錯する青春群像ミステリー。 誰かを忘れたことがある人、誰かに忘れられたことがある人――そんな“痛み”に静... 2025.09.18 ミステリー映像化原作青春小説
ミステリー 冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」感想文|命と向き合う心理ミステリーの傑作 「死にたい」と願う十二人の少年少女が、廃病院に集まった――。 冲方丁が初めて挑んだ現代長編ミステリー『十二人の死にたい子どもたち』は、衝撃的なテーマながらも、繊細な心理描写と緻密な構成で読者を引き込む一冊です。 “死”を語ることで“生”を見... 2025.09.17 ミステリー心が動いた本映像化原作
エッセイ 浜辺祐一『救命センター「カルテの真実」』感想文|命の現場から見える医療の葛藤 救急医療の最前線には、命を救うだけでは語り尽くせない現実がある。 『救命センター「カルテの真実」』は、東京下町の救命救急センターに勤務する現役医師・浜辺祐一が、日々の診療を通して見えてきた医療の矛盾や人間のドラマを綴ったエッセイ集。 軽快な... 2025.09.16 エッセイ仕事×本心が動いた本社会派小説
Audibleで読める本 湊かなえ『夜行観覧車』感想文|家族の闇と絆が交錯する心理ミステリー【Audibleあり】 「家族とは、こんなにも不安定で、こんなにも強いものなのか」 湊かなえの代表作のひとつ『夜行観覧車』は、高級住宅街で起きた殺人事件を軸に、家族の崩壊と再生を描いた心理ミステリー。事件そのものよりも、登場人物たちの心の揺れや関係性の変化に焦点が... 2025.09.15 Audibleで読める本ミステリー映像化原作
Audibleで読める本 東川篤哉『謎解きはディナーのあとで2』感想文|笑えて解けるユーモアミステリー短編集の第2弾 「お嬢様の単純さは、幼稚園児レベルかと――」 そんな毒舌執事・影山の名セリフでおなじみの人気シリーズ第2弾『謎解きはディナーのあとで2』。 国立署の刑事・宝生麗子と、彼女に仕える執事・影山が繰り広げる、笑いと推理が絶妙に絡み合うユーモアミス... 2025.09.14 Audibleで読める本ミステリー映像化原作
ミステリー 柚月裕子『最後の証人』感想文|法廷で揺れる真実と人間ドラマの傑作|佐方貞人シリーズ第1作 法廷は、真実を明らかにする場所である――。 柚月裕子の『最後の証人』は、元検事の弁護士・佐方貞人が主人公の法廷ミステリー。事件の裏に潜む人間の悲しみや憎しみ、そして信念が交錯する重厚な物語です。緻密な構成と巧みな心理描写で、読者を深く引き込... 2025.09.13 ミステリー映像化原作社会派小説
ミステリー 本城雅人『ミッドナイト・ジャーナル』感想文|7年越しの真実に挑む記者の執念が光る社会派サスペンス 報道の正義とは何か。記者の使命とは何か。 『ミッドナイト・ジャーナル』は、誤報によって人生を狂わされた新聞記者が、7年越しの真実に挑む社会派サスペンスです。著者・本城雅人自身が元新聞記者ということもあり、現場の空気感や人間模様が圧倒的なリア... 2025.09.12 ミステリー映像化原作社会派小説
心が動いた本 朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』感想文|現代社会の皮肉と共感が刺さる5編の短編集 「世にも奇妙な物語」風の世界観を小説で味わえる、朝井リョウの短編集『世にも奇妙な君物語』。現代社会の歪みや人間の本質を、ユーモアと皮肉を交えて描いた5編は、どれも“奇妙”でありながら妙にリアル。中でも「リア充裁判」は、SNS時代の生きづらさ... 2025.09.11 心が動いた本映像化原作社会派小説