心が動いた本 辻村深月『ツナグ』感想文|死者との再会が描く心揺さぶる連作長編小説 「もし一度だけ、亡くなった人に会えるとしたら――」 辻村深月の『ツナグ』は、死者と生者をつなぐ“使者”の存在を軸に、さまざまな人々の再会と心の葛藤を描いた連作長編小説です。 人生の後悔、愛情、赦し――一夜限りの邂逅が、読者の心に静かに染み渡... 2025.09.30 心が動いた本映像化原作
Audibleで読める本 水野敬也『夢をかなえるゾウ3』感想文|ブラックガネーシャが導く人生逆転の教え 「夢を叶えたい。でも何をすればいいかわからない」――そんな迷える現代人に喝を入れるゾウが、再び帰ってきた! 『夢をかなえるゾウ3』は、シリーズ初の女性主人公を迎え、よりリアルで切実な悩みに寄り添う自己啓発×小説の融合作品。 笑って泣けて、気... 2025.09.29 Audibleで読める本ビジネス書仕事×本
Audibleで読める本 知念実希人『祈りのカルテ 再会のセラピー』感想文|医療と人間ドラマが交差する優しい連作ミステリー【Audibleあり】 「医師は、患者の“心”も診るべきなのか」―― 知念実希人『祈りのカルテ 再会のセラピー』は、研修医・諏訪野良太がさまざまな診療科で出会う患者たちの“謎”と“人生”に向き合う連作ミステリー。 医療現場のリアルな葛藤と、患者の背景にある物語が交... 2025.09.28 Audibleで読める本仕事×本心が動いた本映像化原作
ミステリー 伊坂幸太郎『重力ピエロ』感想文|家族と正義を描く静かな衝撃のミステリー 「春が二階から落ちてきた」――そんな印象的な書き出しから始まる『重力ピエロ』は、ミステリーでありながら、家族の絆と人間の本質に深く切り込む物語。 放火事件の謎を追う兄弟の姿を通して、読者は“正義とは何か”“血縁とは何か”という問いに向き合う... 2025.09.27 ミステリー心が動いた本映像化原作
映像化原作 湊かなえ『告白』感想文|衝撃のモノローグ形式で描く復讐と倫理の心理ミステリー 「愛美は死にました。事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」 湊かなえの『告白』は、教師の一言から始まる衝撃の心理ミステリー。 モノローグ形式で語られるそれぞれの“告白”が、読者の倫理観と感情を揺さぶり続けます。 デビュー作と... 2025.09.26 映像化原作
映像化原作 吉本ばなな『TUGUMI』感想文|病弱な少女と海辺の夏が描く青春の光と影 病弱で毒舌、でもどこか憎めない少女・つぐみ。吉本ばななの『TUGUMI』は、海辺の町で過ごす最後の夏を舞台に、若者たちの揺れる心と絆を描いた青春小説です。 静かな時間の中に、痛みと優しさが交錯する――そんな“記憶のような物語”が、読む人の心... 2025.09.25 映像化原作青春小説
仕事×本 秦建日子『サマーレスキュー』感想文|標高2500メートルの山岳診療所で描かれる命と医師の成長物語 標高2,500メートルの山岳診療所――そこは、医療設備も通信手段も限られた“命の最前線”。『サマーレスキュー ~天空の診療所~』は、実在する山岳診療所をモデルに、医師たちの葛藤と成長を描いた感動の医療小説です。 ドラマ化もされた本作は、フィ... 2025.09.24 仕事×本心が動いた本映像化原作社会派小説
ミステリー 東川篤哉『密室に向かって撃て』感想文|笑えて本格!密室殺人の傑作ミステリー 「密室殺人」と聞いて、重厚な推理劇を思い浮かべる人も多いはず。 でも、東川篤哉の『密室に向かって撃て』は違います。 笑えるのに本格、軽快なのに緻密――そんな“お笑い本格ミステリー”の真骨頂がここにあります。 烏賊川市シリーズ第2弾として、探... 2025.09.23 ミステリー
エッセイ 西丸與一『法医学教室との別れ』感想文|検死8,000体から見えた命の記録 検死・解剖8,000体、監察医として40年――。 西丸與一が法医学教室を去るにあたり綴った『法医学教室との別れ』は、命と向き合い続けた医師の静かな回顧録です。 事件の裏側、死者の声、そして医療と社会の狭間で揺れる人間の姿が、淡々とした語り口... 2025.09.22 エッセイミステリー仕事×本社会派小説
心が動いた本 有川浩『三匹のおっさん ふたたび』感想文|痛快で優しい正義の続編ミステリー|人気シリーズ第2弾 還暦を迎えた幼なじみ3人組が、町のトラブルに立ち向かう――。 『三匹のおっさん ふたたび』は、前作の爽快さそのままに、さらに人間味と社会性が増した続編。 笑って泣けて、ちょっと考えさせられる。そんな“おっさんヒーロー”たちの物語が、再び帰っ... 2025.09.21 心が動いた本映像化原作